現実は幻想である。内面だけが本物である。あなたがこの世界の作者です。
過去・現在・未来
時間軸は幻想なのです!という話は置いといて…
大体、私達はこの世界を過去、現在、未来に分類していると思います。この内の現在、つまり『今』だけが本物だ、というのがスピリチュアル界隈の決まり文句であります。
しかし、私達が認識できる『現実』は、実は過去に分類されます。そう、あなたが今認識している景色、世界は過去です。
では『今』はどこにあるか、というとあなたの内面だけです。あなたが自分だと勘違いしている思考ですら、『今』より遅れています。
あなたが見ている景色は現在の姿ではない
例えば、星空を想像してみてください。
冬の大三角のひとつであるベテルギウスはオリオン座の中でも最も明るく地球から肉眼でみることのできる恒星ですが、約500~600光年離れています。なので私達が見ているのは500~600年前の姿なのです。
もっと身近な太陽は、光が地球に届くまでに約8分20秒かかります。つまり、私達が見ているのは8分半前の太陽なんですね。
また、『今』あなたはこのページを端末で見ている「映像」を見ていますが、それは15秒間の過去のデータを使って補完されているものです。
私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった
このように、『今』を見つめるのが大事、と言われることが多いと思いますが、実際私達が見ることのできるのは殆ど過去というわけです。
そしてエゴは、過去を見ながら「自分は現在を見ている」と言うわけです。
ディスカッション
コメント一覧
有用な記事をありがとうございます。
私も【今見ている映像は過去のもの】というのを【触覚ラビット錯覚】という脳科学の実験から知見として得ておりまして。
その実験からは【脳が右目と左目から得た情報を足して映像を作成し、聴覚・触覚など五感を加えて脳に届けるまで0.5秒かかる】ことがわかっているそうで。
ただでさえ過去の映像なのに、さらに今回のお話で【15秒の平均】とわかりましたので、とんでもない過去ですね(笑)
どうでも良い情報です。
(自分は、目の前の世界に一瞬も存在したことがないんだ)と思うととても気が楽になりますし、過去映像への自分の反応も、ただ反応したな、というだけのことで。
つまり、自分は【今(未来)】に居るんだから、全て有る(叶ってる)今にいれば過去もそうなるに決まってるだろ、というのを引き寄せの法則、と名前を付けてるだけなんじゃないかな…と。